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08/31/2008

[mizu asobi]performance/ installation with water drops

2ヶ月ぶりにgift_labでライブのイベントがあります。
いまから非常に楽しみです。
貴重な機会を是非お見逃しなく!

水、陶器、ハイドロフォン(水中マイク)を使った
幻想的な音のインスタレーションとパフォーマンス
ゆったりとした時間の流れとともに

[mizu asobi]-Tomoko Sauvage Miyata-
performance/ installation with water drops
http://o-o-o-o.org/o/waterbowls.html

2008年9月14日(日)

Sound Installation>19:00〜
サウンドインスタレーションは早めにスタートしています。
ライブの前にゆっくりとお楽しみください。

Live Start>20:00〜
ライブはゆるりと始まります。
ライブの後はアーティストとぜひコミュニケーションを!

参加費:¥1,500(+1Drink付き)
定員:35名/要予約

予約申込先:info@giftlab.jp
件名「mizu asobi予約」
本文「お名前、ご連絡先のe-mailアドレス」をメールでご連絡ください。
追って、ご予約確認のメールをご返信させていただきます。


LIVE:
Tomoko Sauvage Miyata
トモコ・ソヴァージュ・ミヤタ

横浜市出身。国際基督教大学(ICU)卒業後、ニューヨーク市にある
New School Universityにてジャズピアノを学ぶ。
2000年に帰国後、ピアニスト・キーボーディストとして、
ジャズ、即興音楽、エレクトロニック・ミュージックと
幅広い分野で演奏活動を繰り広げる。
2003年にフランス、パリに移住。即興音楽の分野で模索するうち、
南インド音楽の楽器にヒントを得た、陶器の碗に水を入れた
独自のパーカッション楽器を演奏するようになる。
水波によるビブラートなど独特の音色を生かした
エレクトロ・アコースティック音楽を、作曲、パフォーマンス、
インスタレーション等の分野で展開している。
主な共演者は、Gilles Aubry (CH)、 Momus (UK)、 Erik Minkkinen (FR/US)等。
パリのアーティストコレクティブ、La Générale (www.la-g.org) の
パーマネント・レジデントで、salon tokidokiというジャンルを越えた
現代アート・イベントのオーガナイズ等にも携わっている。
最近は、NY時代からのネットワークが広がる
ドイツのベルリンにも拠点を構えて活動している。

water bowls

2006年2月、パリのシテ・ド・ラ・ミュージックにおけるコンサートでのことだった。
《ニュイ・アンディエンヌ(インドの夜)》と題された興味深い組み合わせのコンサートで、
テリー・ライリー自身が演奏に加わった彼の代表作《In C》に続き、
ラジャスタンそしてカルナティックのグループが夜通し演奏を続けた。
そこで私は初めてジャラタランガムと呼ばれる、
水を入れた陶器の碗を竹の棒で叩く南インドの打楽器に出会った。
洗練された技巧と繊細な音色をもつAnayampatti Ganesanの演奏であった。
水の量で音程を調節するというシンプルなメカニズムに感心し、
私はすぐに自宅のキッチンで碗に水を入れて叩き始めた。
チャイナタウンで碗を購入し、当時アンリ・トゥルニエという
バンスリ(インドの竹笛)奏者に習っていたヒンドゥスターニ音楽のラーガに
チューニングした。最初はラーガのトーナリティーを与えるオルガン・ドローンに合わせて、
インド古典音楽のインプロビゼーションの練習をしていたのだが、
次第にこの楽器の音色自体に魅せられていくようになる。
水波による独特のビブラート、そして私がいつも惹かれてきたエレメントである水の感触。
さらにハイドロフォン(水中マイク)の導入により、水の雫を使った作曲や、
雨だれのサウンド・インスタレーションなど、水の音のもつサウンド・テキスチャーを模索するようにもなる。
ウィーンでの長時間にわたるインスタレーション・パフォーマンスの直後、
共演したモーマスが口にしたフレーズがこの楽器のすべてを語っているような気がする:
「・・・これは水の精だ・・・」。
自然が音楽となる。
アパム・ナパート:水神、水の子(サンスクリット)。

音のサンンプルはこちら

(gift_lab)

 

08/23/2008

アトミック・サンシャインの中へ

書くのが会期終了間際になってしまったのですが、
8月24日(日)まで代官山のヒルサイトフォーラムで開催されている展示
「Into the Atomic Sunshine - アトミック・サンシャインの中へ - 」
の展示のサポートをさせていただきました。
あと2日!ですが見に行かれていない方は是非。

これはエントランスのサイン。
憲法第9条の和文と、最初にベースとなった(!)英文で構成しました。


これはオープニングの終了間際の様子。
中央の高さのあるのは柳幸典さんの作品。
奥の窓際にあるはオノ・ヨーコさんの作品。

この展示を立ち上げたキュレーターの渡辺真也さんという人は、とても興味深く、
知り合う事が出来て本当に良かった。
この企画に対してかけて来たプロセスを知れば知るほど、
その真剣さと丁寧な探求力にただ感服するばかり。

テーマとしているところは、日本が持つもっともユニ−ク(特徴的)かつヘビーで、
一見かたよっていると誤解を生みそうな部分でもあり、
普段自分がもっとも使わない筋肉、みたいな部分であったのだが、
逆にそこをとても良い形で刺激された感じ。

ここでその核心について、今語る言葉はさすがに簡単に出てはこないのですが。。
しかし
アートとはそれを観賞したり理解する事が目的ではなく、
自分が未だ知らないということへの気づきであり、
秘められたものを想像しつつ、
そこから何かを考え始めるきっかけを与えてくれるものだという事を再認識させてくれた。

だから、「アートのことはよくわからなくって...」
というセリフをいう人はちょっとどうかなあとも思うし
分からないということからしか始まらないから、
そのままそこから自らが入り込んでいくだけで良いのではとも思います。

などどいう事も考えつつ見れば見るほど考えさせられる展示です。
そんな展示のサポートが出来てとても良かった。

紹介してくれた茜ちゃん、どうもありがとう。感謝しています!

(gt)